町田支社 町田第三営業オフィス オフィス長代理
2019年入社 社会環境学部卒
甲子園の常連校で、野球に明け暮れていた高校時代。監督から教わったのは、技術以上に、人としてどうあるべきか、ということだった。毎日言われていたのが、「目配り、気配り、心配り」。機関経営職候補生Ⅳ期から引き続き、トレーナーとして生涯設計デザイナーの育成を担当するⅤ期、その言葉の大切さを感じている。目配りは、相手の表情などをよく観察し、気づくこと。気配りは、自分の振る舞いに意識を向けること。心配りは、相手のことを想い行動すること。野球はチームで力を発揮できなければ勝てない。だからいかに他者を思う気持ちが大切か、監督は教えてくれていたのだと思う。
今まさに私が担当する生涯設計デザイナーも、野球チームと同じく9名。個性もそれぞれだからこそ、目配り、気配り、心配りで接している。大切にしているのは、コミュニケーションを欠かさないこと。生涯設計デザイナーの働き方は多様なため、オフィスに出勤しない場合も多い。そんな時も私は必ず全員に電話を入れる。今日は調子が良かったのかな。あれ、ちょっと心配だな。声だけでも何となく気づくことがある。まずは、小さなサインを見逃さず、フォローする。それが、生涯設計デザイナーたちの明日を少しでも良い方向に変えることを願って。
私は頭を抱えていた。いつも明るく、やる気に満ちあふれている、ある1年目の生涯設計デザイナーがなかなか契約を取れなかったのだ。何とか実績につなげようと細かく同行もし、フォローも欠かしていないのに。ある日、生涯設計デザイナーの電話口のやり取りを聞いてハッとした。話しぶりが、まるで自分のようだったのだ。これまで私は、自分が得てきた学びを惜しみなく伝えることが指導だと思っていた。でもそれでは、ただ私のコピーをつくっているに過ぎない。自分はいつか異動してしまう。ずっと面倒を見続けることはできないからこそ、本当に必要なのはすべての答えを提示することではなく、学びを本人のものにしてもらうこと。そのためには、あえて「教えない」部分もつくることが必要なのだ。
それから私は、具体的な指示をする前に「どうすればいいと思う?」と、生涯設計デザイナー自身に考えてもらうことを意識した。すると少しずつ自身の意見が出てきて、やがて提案にも自信や納得感が生まれてきた。契約にも結びつくことが増え、最終的には次年度の給与アップを実現することができた。私はオフィス長代理として指導する立場だけれど、一方で日々彼女たちに大切なことを教えられている。
就職活動中、ふらりと立ち寄った第一生命のブース。そもそも保険とは何か、という説明を受けた時、祖母の闘病を支えた両親を想った。私には一切苦労を見せなかったが、本当は多くのストレスを抱えていたのだろう。保険はそんな家族の負担を、金銭面から支えられる商品だが、同時にきっと精神的にも大きな支えになる。保険という安心を、もっと多くの人に届けたいと思った。機関経営職に興味を持ったのは、そんな自分の想いを、人のマネジメントを通じて、より広く伝えることができると考えたからだ。
機関経営職候補生として働く今、その想いはより踏み込んだ目標に変わった。それは、「保険を扱う仕事の魅力」を高めること。生涯設計デザイナーを指導する立場になったからこそ、まず働く人自身に誇りを持っていてもらいたいと強く思うようになったのだ。保険を扱うことは、人生に深く寄りそえる尊いこと。根底にその気持ちがあれば、本当にお客さまを想ったご提案ができるし、本人の成果にもつながっていく。そんな良い循環をつくることが、私の役割だと思っている。いつか保険と幸せな出会いができる人が増えていったらうれしい。自分一人の力は小さくても、きっと仲間となら。
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営業オフィスの目標を確認するとともに、生涯設計デザイナーの前日の成果発表を行う。ワンポイント研修では営業活動で使える時事ネタなども共有する。
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担当する新人の生涯設計デザイナーに同行し、お客さまへの提案をフォロー。一人ひとりの活動をサポートしつつ、その方がどんな悩みを抱えているのかヒアリングする。
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生涯設計デザイナーのその日の仕事内容を確認。お客さまへの提案内容を確認し、何を伝えるか、どう伝えるか、アドバイスを送る。
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翌日の準備を整え、終業。