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5年間の経験と知識を活かして、オフィス長へ就任

オフィス長

池袋総合支社 石神井中央営業オフィス
オフィス長(機関担当)
2018年入社 経営学部卒

杉浦 健太郎 KENTARO SUGIURA

私のこだわり

最大限のリスペクトを。

私の座右の銘は「先義後利」だ。まずは義理を優先し、利益は後から求めることを表す言葉である。この考えの大切さを強く実感したのは、年上の生涯設計デザイナーから、若い自分の意見を聞き入れてもらえない経験をした時だ。自分は正しいことを言っているのに、なぜか耳を傾けてくれない。正直傷ついた。ところが振り返ってみると、自分よりも何倍ものキャリアがあるその方の意見を尊重せずに、自分の想いばかりを伝えてしまっていたことに気づいた。以降、「きっと経験に基づいた自分なりの考えがあるのだ」と捉え、できる限り尊重してその人の実績につながる方法を考え、フォローし続けた。結果、少しずつ自分の言葉に耳を貸してもらえるようになり、自分が異動の際にはプレゼントをもらうまでの関係性を築くことができた。組織は人によって成り立つ。だからこそ、まずは義理を優先し、利益は後から求める心が大切なのだと思う。そして「先義後利」は、お客さまに対しても重要だ。自分が提案したい商品の話ばかりをするのではなく、お客さまの人生設計やお悩みをまずは聞き、寄り添う。そこで生まれた信頼が、結果的にご契約にもつながっていく。そう、オフィス経営においても、お客さまへのご提案においても大切なことは同じ。まずは相手を想い、最大限にリスペクトして接することだ。

私を変えた仕事

超実践型カリキュラムの意義。

生涯設計デザイナーには、能力や成績に応じた職階である「資格」と呼ばれるものがある。Ⅳ期のオフィス長代理時代、私が資格判定日を把握していなかったことが原因で、ある生涯設計デザイナーの資格が1つ下に下がってしまった。険しい顔で事実を伝えられた瞬間、冷や汗があふれた。「自分のせいで大きな迷惑をかけてしまった」「せっかく築いた信頼関係を損なってしまう」「このミスはオフィス全体の士気にも関わるぞ」。頭の中でさまざまな思いがグルグルと駆け巡る。とにかく誠心誠意謝罪をして、できる限りの対応を行なった。幸い、オフィス長のフォローもあり、その方は元の資格に戻ることができたが、あの時感じた、「オフィス長の責任の重さ」は常に肝に銘じている。一方で、オフィス長のサポートを得られる「代理」のうちにミスを経験できたことは、現在のキャリアにおいて大きな意味を持っていると感じている。これこそが、失敗と成功を繰り返しながらオフィス長に近づいていける、機関経営職の超実践型カリキュラムの意義だ。

そして、この先に

オフィスの誇りを、脈々と受け継ぐ。

現在私は28歳。この年齢で、担当エリアの責任者としてオフィス経営を行うことに対して、「若いうちから組織を任されるなんて、社長みたいで羨ましい」と言われることも少なくない。たしかに私自身、もともと若くして組織経営に携わることに魅力を感じて機関経営職の道を志した。しかし実際、自分がオフィス長になって感じるのは、この場所が持つ重みだ。各オフィスは、地域のお客さまとつながる生涯設計デザイナーがいて、さらに歴代のオフィス長がそれぞれの方針で運営してきたことで、紡がれてきた歴史を持つ。自分はその大切な場所を借りて、仕事をさせていただいている立場なのだ。だからこそ、自分の役割はこの場所を着実に育て、次へ引き継ぐことだと思っている。そのために、会社から共有された情報は隅々まで確認し、理解できるまで考える。一つひとつの数字にこだわり、目標を達成することを諦めない。先代が築き上げた実績と信頼を、もう一回り大きくして、次のオフィス長に引き継ぐその日まで。